ドクターに聞くいま注目の美白成分

小林暁子先生に聞くいま注目の美白成分

ドクターに聞く
いま注目の美白成分

シミができるメカニズムの解明が進むのと歩調を合わせて、美白スキンケアコスメの機能性も進化しています。シミが作られないようにする成分やすでにできてしまったシミに効果のあるものなど美容業界の進歩はとどまるところを知らないといえるほどです。
ちょっとボォっとしているだけで置いてかれそうな勢いで進化する美白スキンケアの中で、医師も一目置く、今注目の美白成分をうかがいました。
さまざまな美白成分が配合されている美白コスメですが、どんな成分に着目しておけばよいのかもわかりやすく説明してもらっています!それぞれの成分がどう美白に有効なのかがわかるとコスメ選びに役立ちますし、いいものを自分で見極める力にもつながります。
医師のもつ確かな知識を身につけて、しっかり対策を立ててみませんか?小林先生に聞いた、今注目の美白成分についてまとめました!

小林暁子先生

小林メディカルクリニック東京  小林暁子先生

順天堂大学医学部卒業。医学博士。順天堂大学内科・皮膚科・順天堂伊豆長岡病院等で研修後、順天堂大学総合診療科入局・総合診療科外来担当医、順天堂大学女性専門外来担当医兼任。2005年代々木上原にエターナルクリニック開設。2006年移転に伴い医療法人社団順幸会小林メディカルクリニック新宿御苑として開院。2012年1月、溜池山王に移転。医療法人社団順幸会小林メディカルクリニック東京として開院。日本内科学会認定医、認定病院総合診療医として、心身の健康、美容・アンチエイジングなど多面的に診療。患者さんの立場に立った、献身的な診療を行っています。

「市販されている美白スキンケアコスメに含まれている美白成分でよく見るのが、メラノサイトという色素細胞でメラニンがつくられる際にはたらく『チロシナーゼ』という酵素の働きを抑制して、メラニンをつくらせないようにする美白成分です。ビタミンCコウジ酸アルブチンなどがそうですね。

ここ数年の美白成分は、チロシナーゼへのアプローチをするものが主流ですが、最近発売された(される)もので注目しているのが、『メラノソーム』という細胞の中にある小胞という器官にアプローチする美白成分です。

メラニンがつくられる過程を細胞レベルで詳しくみると、メラニンはメラノサイトでつくられた後、袋状のメラノソームに貯蔵され、メラノソームが移動して表皮細胞にメラニンを届けます。メラノソームにアプローチする美白成分は、メラニンが表皮に届けられる「輸送」の部分を阻害して、シミをつくらせないようにするわけですから、とても画期的だと思います。

美白スキンケアコスメは機能の研究開発がとても進んでいて、ともすれば皮膚科の医師よりも先を行っているのではないかと感じることさえありますから、有効成分の開発はさらに進化するのではないかと期待しています」

美白有効成分の特徴

  • メラノサイト(色素細胞)でメラニンがつくられる際にはたらくチロシナーゼの働きを抑える
  • メラニンがつくられる際に発せられるシグナルをブロックして、メラニンをつくらせないように働く
  • メラノサイトでつくられたメラニンが表皮細胞へ受け渡しされるのを阻害して、シミをつくらせないようにする
  • ターンオーバーを促して、角質層にとどまっているメラニンの排出を促し、シミをつくらせないようにする
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